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  • 【専門家監修】エアコンクリーニングの頻度はどれくらい?適切な回数を解説

    【専門家監修】エアコンクリーニングの頻度はどれくらい?適切な回数を解説

    エアコンはクリーニングが必要と聞きました。夏や冬のよく使うシーズン毎に業者に依頼した方がいいのでしょうか?

    いいえ、そこまで頻繁にクリーニングをする必要はありません。使用環境に左右されますが、1年~2年に1回くらいの頻度で行うものだと考えておきましょう。

    快適で安全にエアコンを使うためには、定期的なクリーニングが必要です。ご家庭で掃除をすることも可能ですが、数年に1度は業者に依頼して内部までクリーニングするとよいでしょう。

    この記事ではエアコンクリーニングの頻度やタイミングについてお話します。クリーニング頻度を下げる小技やクリーニングが必要となるサインについても解説しますので、ぜひお読みください。

    エアコンクリーニングは年に1回がベスト

    エアコンクリーニングはどれくらいの頻度でしたほうがいいのでしょうか?

    1年~2年に1回くらいの頻度がおすすめです。最近は夏の暑さが厳しく、エアコンを使う時間も長くなっているので、1年に1回のクリーニングでも多すぎることはありません。

    エアコンクリーニングは、よく使うエアコンなら年に1回が理想です。しかし、使用状況や室内の環境、家族構成によってはもっと少なくてよいこともあります。環境別におすすめのクリーニング頻度をまとめましたので参考にしてください。

    使用している時間が長く、汚れやすい場所にあるエアコンは1年に1回を目安にした方が安心です。また、赤ちゃんや高齢者、気管支が弱い人、アレルギー体質の人がいるご家庭も1年に1回程度のクリーニングをおすすめします。

    1年か2年に1回の大掃除という感覚でよいわけですね。少し安心しました。

    そうですね。エアコン内部はフィルターほど汚れないので、あまり神経質にならなくて大丈夫です。しかし、放置しすぎもよくありませんので、最後にクリーニングした日が分かるようにするとよいですね。

    エアコンクリーニングに適している時期は?

    エアコンクリーニングをするタイミングはいつがいいのですか?

    エアコンを使い始める前か、使用がひと段落したタイミングがおすすめです。「エアコンを使う前にクリーニングする」と考えておくと忘れずに済むと思います。

    エアコンの内部は使っていなくてもホコリがたまります。カビも繁殖しやすいため、頻繁に使う季節に入る前にクリーニングするようにしましょう。夏場(6月後半~8月後半)はクリーニングの依頼が殺到し、予約も取りにくく料金も割高になるので避けた方がよいです。

    また、冷房のみの使用と冷暖房両方で使用する場合でクリーニングに適したタイミングは違います。

    冷房のみ使っている場合は4月前後がおすすめ

    エアコンを夏場にだけ使う場合は、除湿や冷房を使い始める前の4月~5月がおすすめです。遅くても梅雨に入り始める6月までには済ませておきましょう。

    この時期は春にとんだ花粉がエアコンに残っていることもあります。クリーニングをすれば内部に溜まった汚れと一緒に花粉も除去でき、アレルギー体質の人がいても安心して使えます。

    暖房も使う場合は10月前後がおすすめ

    冷房に加えて暖房も使う場合は10月くらいのクリーニングがおすすめです。梅雨と夏の湿気と暑さで増えたカビや、秋にとんだ花粉も除去できて閉め切ることが多い冬でも快適に使えるようになります。

    10月くらいにクリーニングをしておけば、年末年始も気持ちのよい空気で迎えられますね。

    春と秋は割引も多い

    春は夏場の依頼を分散させる目的で、クリーニングの割引キャンペーンを始める業者が多いです。

    秋は繁忙期が終わり、依頼が減ってきます。年末の大掃除で増加する依頼の分散や、宣伝も兼ねてこの時期も割引キャンペーンが多いです。

    安くても1台10,000円前後かかるクリーニング代を大幅に節約するチャンスですので、ぜひ利用してみてください。

    春か秋にクリーニングするのがよさそうですね。この時期ならエアコンが止まる時間ができても問題なさそうです。

    そうですね。春か秋の定期的なクリーニング基本ですが、それとは別に汚れや臭いが気になったときもクリーニングをしたほうがよいです。環境によっては年に1回のクリーニングでも追いつかない場合があります。

    エアコンクリーニングが必要なタイミングの見極め方

    定期的なクリーニングのほかにも、クリーニングをしたほうがいい症状はありますか?

    エアコン使用中に普段と違う音やニオイがするときや、目に見えて汚れているときはクリーニングをしたほうがよいです。そのまま使い続けると健康被害が出る可能性もあります。

    エアコンは使用する気候や環境によって汚れやカビが溜まりやすくなります。クリーニング予定の時期ではなくても、以下のような症状が現れたら要注意です。早めにお掃除をし、それでも改善しない場合はクリーニングをしましょう。

    吹き出し口やルーバーに黒い汚れがある

    吹き出し口やルーバーにある黒い汚れは、カビが原因です。外側の部品にまでカビが繁殖している場合、エアコンの内部はさらに大量のカビで埋め尽くされていることが考えられます。

    早めにクリーニングを行ってアレルギー症状や気管支炎などの健康被害を防ぎましょう。

    送風ファンに汚れやホコリが目立つ

    吹き出し口から中を覗くと送風ファンが見えます。その送風ファンに汚れやホコリなどの付着物がたくさんついているとカビを繁殖させてしまうので、早めにお掃除が必要です。送風ファンは綿棒や細長い道具を使えばご自分でも掃除ができます。しかし完全に汚れを除去するのは難しいです。汚れが酷い場合はクリーニングを依頼しましょう。

    エアコンを稼働すると嫌な臭いがする

    エアコンを動かして風が出始めると、一緒に嫌な臭いが部屋に充満する…

    そんな症状が出たときもクリーニングしましょう。エアコンの嫌な臭いの原因は、多くの場合エアコンの内側に発生しているカビです。目には見えませんが、風と一緒にカビの胞子もまき散らされています。

    臭いがしていなくても、エアコンを使うとくしゃみや咳、涙や湿疹などのアレルギー症状がみられる場合も要注意です。

    なかなか部屋が冷えない、暖まらない

    エアコンの効きが悪い原因は、熱交換器の汚れやフィルターの目詰まりです。フィルターの汚れならご自分でも掃除できますが、掃除をしても効きが悪い場合は熱交換器に問題があるのかもしれません。熱交換器の掃除は専門的な技術や知識がないと難しいので、一度プロに診断してもらってから必要であればクリーニングしましょう。

    汚れが気になったときや、使っていて違和感があったらクリーニングをした方がよさそうですね。

    はい。エアコンは見えない部分から汚れていきます。目に見えて汚れていたり、使用中に不快感がでたりするのは危険なサインです。「おかしいな?」と感じたらプロに相談した方がよいでしょう。

    エアコンクリーニングの頻度を下げる5つの正しい使い方

    エアコンのクリーニングを頻繁に依頼するとお金がかかりすぎてしまいます。クリーニングの回数を減らすコツはありますか?

    エアコンにカビや汚れを溜めない正しい使い方が、クリーニングの回数を減らすことに繋がります。こまめなお掃除とエアコン内部の乾燥を意識するだけで大きな差がでるでしょう。

    エアコンクリーニングが必要な理由は、内部の見えない部分に溜まる汚れやカビです。汚れとカビが増えにくい環境を作れば、エアコンクリーニングの頻度は自然と下がります。5つのコツを解説しますので、ぜひ実践してください。

    冷房使用後は送風運転をする

    冷房や除湿運転をした場合エアコンの内部には結露が発生し、湿気が溜まります。この湿気と汚れが結びつくとカビの温床になってしまうので、冷房を使ったら送風で1時間~2時間ほど運転しましょう。

    送風運転をするとエアコン内部が乾燥します。カビの発生を完璧に防げるものではありませんが、増殖を抑制することは可能です。内部乾燥機能が付いているエアコンは送風運転の必要がありません。

    フィルター掃除は2週間ごとに行う

    エアコンのフィルターは室内に漂うホコリや汚れ、ペットの毛などさまざまな物質をキャッチするものです。目詰まりすると取りきれなかった汚れが内部に侵入し、掃除が難しい部分に溜まり、カビの繁殖を促してしまいます。

    2週間をめどにフィルター掃除を行えば内部に溜まる汚れを減らせます。エアコンの空調効果も維持できるのでこまめなお掃除を心がけましょう。

    室内に汚れを溜めない

    エアコンは室内の空気を取り込み、フィルターや熱交換器を通って吹き出すシステムです。そのため、室内に汚れが溜まっているとフィルターはすぐに汚れ、内部にも汚れやホコリが溜まりやすくなります。

    とくにペットがいる部屋、ホコリが多い部屋、煙草のヤニが発生する部屋は汚れが増えます。室内をきれいにすればエアコンが吸い込む汚れの量も減り、クリーニングの頻度も下がるでしょう。

    使わない時期も送風運転をする

    春や秋にはエアコンをほとんど使わなくなります。しかし、ホコリは隙間から内部に入ってそこに付着していたカビが繁殖します。それを防ぐために、月に1回程度は送風運転をしましょう。1時間~2時間送風運転をすれば次にエアコンを使うときも安心です。

    この時に重要なのは窓を開けること。締め切ったままだと室内にカビやホコリがとどまったままになってしまいます。

    お掃除機能付きエアコンも掃除する

    お掃除機能付きエアコンもじつは掃除が必要なことがあります。エアコンのお掃除機能は、多くの場合フィルターの自動清掃機能のことです。

    フィルターについた汚れの処理は「ダストボックスに溜める」「屋外に排出する」の2タイプがあります。ダストボックス式の場合は、ボックス内を掃除しないといけません。

    ホコリや汚れが溜まりすぎるとフィルターが目詰まりしたり、お掃除機能を発揮しなくなったりします。

    こまめなお掃除と送風運転が鍵ですね!

    その通りです。とくにフィルターの掃除は2週間にこだわらず、できる限りまめに行った方がよいです。汚れが溜まっていなければ掃除機で吸い取るだけでもきれいになります。

    エアコンクリーニングは年に1回がベスト!こまめな掃除できれいを維持しよう

    エアコンクリーニングは1年~2年に1回が最適と言われています。しかし、近年は夏の暑さが長引き、冷房を使う時間が増えました。使うほど汚れるのがエアコンですので、使用頻度が高い場合は1年に1回のクリーニングがおすすめです。

    こまめに掃除をしていればクリーニング後のきれいな状態を維持しやすくなります。クリーニング頻度も減らすことができるので、ぜひ定期的な掃除も実践してみてください。

  • 【専門家監修】エアコンから嫌な臭いがする原因と解決策を詳しく解説

    【専門家監修】エアコンから嫌な臭いがする原因と解決策を詳しく解説

    久しぶりにエアコンを使ったら、風と一緒に嫌な臭いがしてきました。しばらく運転していれば消えますか?

    エアコンからの嫌な臭いは、運転しているうちに消えることもありますが、そのまま残るケースが多いです。また、仮に臭いがなくなったとしても、そのまま使い続けると様々なリスクを発生させる可能性があります。臭いの原因を見つけ、正しい対策をしたほうが安心です。

    夏冬に活躍するエアコンですが、動かしたら嫌な臭いが…というトラブルは多くの人が経験しています。じつはこの臭いは、不快感だけでなく体への悪影響も懸念される危険なサインです。

     

    今回はエアコンの嫌な臭いの原因と、ご家庭でもできる対策について解説いたします。

     

    エアコンの嫌な臭いの主な原因は3つ

     

    なぜエアコンから嫌な臭いがするんですか?そんなに古い機種でもないのですが…

    エアコンの嫌な臭いの原因は大きく分けると3つです。よくあるのはエアコン内部のカビ、次いで生活臭、ドレン配管という排水用の配管の汚れが原因になることもあります。

    エアコンは使えば使うほど汚れていくものです。そして汚れるほど臭いが発生しやすくなります。3つの原因を知って効果的な対策や予防に役立てましょう。

    見えないところに生えるカビ

    エアコンの嫌な臭いでよくあるのは、エアコンの内側の見えない部分で繁殖したカビです。カビは独特の臭い、いわゆる「カビ臭」を発生させます。それがエアコンの風にのって吹き出されるため「エアコンを動かしたら嫌な臭いが…」ということになるわけです。

    なぜエアコンの中でカビが繁殖するんですか?水場で発生するのはわかりますが、エアコンは水を使わないですよね。

    エアコンの中でカビが生える原因は、エアコンのシステムが関係しています。また、エアコンの内側部分は冷房を使うと結露が発生し、想像以上に湿気でジメジメした環境です。

    室内の空気を吸い込み、それを熱交換器によって冷たくしたり、温めたりして室温を調節するのがエアコンの機能です。そのため、稼働中は室内に漂うホコリなどの汚れもまとめて吸い込んでいます。ホコリや汚れは、溜まるとカビの温床になりやすく、それとエアコン内部の水分によってカビが発生しやすい環境ができてしまうのです。繁殖にも適した環境であるため、放置しているとどんどんカビが増えて臭いも強くなります。

    室内に溜まっている生活臭

    エアコンを設置している室内の生活臭も、エアコンのイヤな臭いの原因になります。

    エアコンは室内の空気を吸い込み、それを冷やしたり温めたりして吹き出すシステムだというお話をしました。臭いが付いた空気を吸い込んだ場合は、その臭いがついたまま吹き出されてしまうのです。繰り返し臭いのついた空気を吸い込んでいる場合は、フィルターに臭いが付着していることもあります。

    室内の臭いでよくあるのは

    • タバコのヤニ
    • ペットの臭い
    • 調理中の油
    • カビ

    このようなものです。

    カビは壁紙の裏側や天井裏などで繁殖しており、生活の中では臭いを感じることはほとんどありません。しかし、壁や天井近くに設置されるエアコンの場合は、カビの臭いをダイレクトに吸い込んでそれを吹き出すため、人でも感じるほどの臭いになることがあります。

    ドレン配管の汚れ

    ドレン配管とは、冷房を使った際に発生した水を屋外に排出するための配管です。エアコンが設置されている壁を外側から見るとホースが伸びているのが分かると思います。

    このホース内が汚れていたり、ホースの出口付近に臭いが出るものが置かれていたりする環境も臭いの原因です。エアコンが室内の空気を吸い込む力はとても強く、ドレン配管内の空気も吸い上げます。ドレン配管の中に臭いが付いた空気が溜まっていたら、それもそのまま吸い込み、そして吹き出してしまうため、室内に嫌な臭いが放出されてしまうわけです。

    なるほど。カビや溜まった臭いが風と一緒に部屋に届いて臭いを出しているわけですね。

    そうですね。エアコンは風を作り出しているのではなく、室内から取り込んだ空気の温度を変化させて吹き出しています。そのため、どこかで臭いが付くとそのまま室内に臭いと一緒に出てきてしまうわけです。鼻で吸って口から吐く、私たちの呼吸を想像すると分かりやすいかもしれませんね。

    エアコン内部のカビや臭いは、掃除だけでなく住宅の断熱性や湿気環境が影響している場合もあります。住まい全体の省エネ性能や空気環境については、エネルギーパスとは?概要や計算方法についても参考にしてみてください。

    エアコンの嫌な臭いを放置するリスク

     

    臭いがするだけで問題なく使えている場合は、そのままにしても大丈夫ですか?

    放置はおすすめできません。臭いの原因がカビであった場合、風と一緒にカビの胞子も放出されている可能性が高いです。また、汚れが溜まっている場合は故障や電気代が高くつくリスクも考えられます。

    「しばらくすれば気にならなくなるし…」とエアコンの臭いを放置する人もいますが、長期間そのままにするのは危険です。臭いを発するエアコンをそのまま使い続けた場合のリスクについてお話します。

    カビによる体への悪影響

    嫌な臭いの原因がカビである場合、エアコンを使って風が出始めるとカビの胞子もまき散らされています。人がそれを吸い込むと体に影響が出ることがあります。

    • アレルギー性鼻炎
    • アトピー性皮膚炎
    • 夏型過敏性肺炎
    • 気管支肺アスペルギルス症
    • ぜんそく
    • シックハウス症候群

    あくまでも一部ですが、カビが原因の疾患にはこのようなものがあります。必ずしもこのような疾患にかかるわけではありません。でも、リスクがあることは覚えておきましょう。子どもや高齢者がいるご家庭ではとくに気を付けて欲しいです。

    エアコン機能の低下

    嫌な臭いがするエアコンの多くは内側部分がカビやホコリなどで汚れています。フィルターや熱交換器などに付着したこうした汚れは、空調性能を低下させる原因です。室内が冷えにくい、温まりにくい状態になり、設定温度を維持するためにエアコンはより多くの電力を消費して風量を維持しようとします。その結果、電気代も高くなってしまうでしょう。

    故障や不具合が起きやすくなる

    内部が汚れたまま放置されたエアコンはさまざまな故障・不具合のリスクを高めます。水漏れはその代表的なものです。水分を集める「ドレンパン」という部分に汚れが溜まって排出が追い付かなくなり、汚れやカビが混ざった水が逆流することで発生します。壁や床が汚水で汚れてしまうので、エアコンの不具合だけでなく家や家具にまで影響が出てしまうかもしれません。

    エアコンを動かすと咳やくしゃみがでるのはもしかして……

    エアコンから出る風にカビやハウスダストが混ざり、アレルギー症状を引き起こしているのかもしれません。花粉を吸いこんでいる場合は花粉症も引き起こします。臭いがなかったとしても、エアコンの稼動と同時に不調が現れる場合は内部まで徹底洗浄したほうが安心です。

    やってはいけないエアコンの嫌な臭い対策

    エアコンの臭いをすぐに消したいのですが、消臭スプレーや消臭剤を使って一時しのぎしても問題ありませんか?

    エアコン用以外のスプレーを使用するのはNGです!臭いが取れないどころか、悪化させる可能性や、最悪の場合はエアコン本体の故障を引き起こすこともあります。

    臭い対策というと消臭スプレーや消臭剤が思い浮かぶはずです。しかし、消臭スプレーは空間や布製品に対する消臭を得意とする製品で、エアコンに吹きかけてもほとんど効果は得られないと思われます。

    効果がないだけでなく、スプレーに含まれる成分がエアコン内部に付着してさらに汚れを増やす恐れや、金属を腐食させる可能性も。除菌スプレーも同様のリスクがありますので、エアコン用以外のスプレーは使用しないでください。

    置き型の消臭剤であれば、お部屋の臭いを軽減することは可能かもしれません。しかし、カビや生活臭が原因の臭いの場合は、エアコン稼働中は常に臭いが放出されることになります。すぐに消臭剤の性能を上回ってしまうため、消臭ではなく臭いの根本を絶つ対策が必要です。

    エアコン用の消臭スプレーは安全ですか?

    エアコン用と書かれたものであれば使用しても問題ないと思われます。しかし、消臭はあくまでも臭いを消すだけで、カビや汚れを消せるものではありません。臭いの元を探り、それを排除するまでの応急処置として使いましょう。

    エアコンの嫌な臭いを解決する5つの正しい対策

    エアコンの臭いを消すためには何をすればいいですか?自分でできる範囲のものや応急処置はありますか?

    必要なときに快適にエアコンが使えないのは困ったものですよね。すぐにできる臭いを軽減する方法や、ご自宅でできる範囲の対策もあります。

    エアコンの嫌な臭いを解決できる3つの応急処置と2つの掃除方法をご紹介します。これらの方法を試しても臭いが残る、またはすぐに同じような臭いや現象がおきる場合はより専門的なエアコン内部の清掃が必要です。ご自宅でできる範囲の対策として参考にしてください。

    【応急処置】窓を開けてしばらく稼働させる

    数ヶ月間動かしていなかったエアコンの内部には、ホコリが溜まっていることがあります。稼働するとホコリが放出され、臭いも発生するので10分ほどは窓を開けて換気しながら稼働させましょう。

    少しのカビであればこれだけでも臭いが軽減します。カビの胞子が部屋に充満することも防げるので、久しぶりにエアコンを使うときはぜひ実践してみてください。

    【応急処置】暖房の最高温度設定で1時間稼働する

    多くのメーカーのエアコンでは、暖房の設定温度は30度~32度が最高です。この温度で1時間ほど暖房を使うと、エアコンの内部が乾燥します。これだけでカビが消えるわけではないのですが、一部のカビを死滅させ、死骸を外に追い出すことが可能です。部屋の中にカビが残ってしまうと再び吸い込まれてしまうため、必ず窓は開けておきます。

    これは多機能エアコンについている「内部クリーン」という機能に似た働きです。内部クリーン機能が付いているエアコンの場合は不要ですが、ない場合は定期的に行うとよいでしょう。

    【応急処置】冷房最低温度設定で1時間稼働する

    冷房の最低温度16度~18度で1時間ほど運転するのも効果的です。冷房によって発生する結露はカビの原因ですが、大量の結露はすぐに水になり、ドレン配管に流れていきます。この時にカビの死骸や汚れを押し流すため、簡易的な掃除ができて臭いの軽減が可能です。その後に送風や暖房によって内部を乾燥させておけば湿気がこもる心配もありません。

    ただし、冷房を使用した際に水漏れをした場合はすぐに止めましょう。排水経路に汚れが詰まって、水が逆流しているからです。

    フィルターを掃除する

    フィルターに付着しているホコリが臭いの原因になっていることもあります。とくにタバコ臭や油臭など、生活臭をエアコンから感じる場合はフィルターの掃除で解決できる可能性が高いです。

    フィルター掃除のポイントは、外す前に掃除機でホコリを吸い取ること。こうすることで外した際のホコリの舞い散りを防ぎ、目詰まりもしにくくなります。

    吹き出し口やルーバーを掃除する

    風が出てくる部分の吹き出し口や、風向き調節をするためのルーバーに汚れやカビが付いているのも臭いの原因です。覗き込んでみて、黒い斑点や汚れがある場合は拭き取っておきましょう。

    吹き出し口やルーバーにカビが生えている場合は、内部にもカビが繁殖している可能性が考えられます。時間を作って内部のお掃除をするか、専門業者に依頼して徹底的に洗浄してもらいましょう。

    エアコンの嫌な臭いを予防するためのコツ

    エアコンはいつでも快適で安全に使えるようにしたいです。臭いを予防する方法はありますか?

    定期的なお手入れでカビを予防するのが効果的です。汚れが溜まっていなければ掃除も簡単なので、掃除のルーティンに組み込めば安心して使えるようになります。

    エアコンの臭い予防には、日ごろから汚れや臭いが残らない環境づくりが大切です。定期的に行いたい掃除と室内環境への意識を解説しますので、ぜひお試しください。

    定期的な掃除をする

    定期的な掃除はエアコンの嫌な臭い予防にとても有効です。フィルター・内部・ドレン配管の清掃を定期的に行いましょう。

    フィルター掃除:2週間に1回(稼働時間が長い場合はより頻繁に行いましょう)

    内部清掃:1年~2年に1回

    ドレン配管:使い始める前(シーズン毎)

    フィルターの掃除をこまめに行っていれば、内部まで汚れやカビが繁殖する速度は緩やかです。

    しかし、全く汚れないというわけではないので、最長でも2年に1度は徹底的なエアコンクリーニングをした方が安心でしょう。エアコン専用の洗浄スプレーを使用してもよいですが、汚れが落としきれないことや、故障を引き起こすこともあります。自分で内部の掃除をする時は慎重に行いましょう。

    室内に臭いの原因を作らない

    室内に残り続ける臭いはエアコンのフィルターに付着し、臭いを発生させる原因になります。できるだけ臭いの元になるものを長時間残さないようにしましょう。

    • タバコのヤニ
    • ペットのトイレシート
    • 匂いが強い料理
    • 汗が染み込んだ布製品
    • 生ごみ

    これらはキッチンやダイニングではよく発生する臭いの原因です。できるだけ早く処理して、エアコンが臭いのついた空気を吸い込み続けないようにしましょう。

    ときどき送風運転をする

    気候が落ち着いている季節はエアコンを使わないことが多いです。しかし、稼動していなくても内部にはホコリが溜まっていきます。ホコリを温床にカビが繁殖しないように、ときどき送風運転をしておきましょう。

    まったく使わない時期でも、頻度は月に2回ほどで十分です。「エアコンの嫌な臭いを解決する5つの正しい対策」でご紹介した暖房30度や冷房16度の方法も有効ですので試してみてください。

    カビを徹底的に排除する

    カビは少しでも残っていると条件が整ったとたんに一気に繁殖します。カビが増えないようにエアコン内部の乾燥を意識しつつ、掃除で徹底的にカビを除去しましょう。エアコン用の防カビ剤も使用すればより安心です。

    エアコンの中からカビを完璧に排除することなんてできるんですか?

    一度でもカビが繁殖したエアコンの場合は、ご家庭で完璧に処理することは難しいと思います。ある程度数を減らすことは可能ですが、より徹底的な清掃を求める場合はプロに任せた方が確実です。

    エアコンの嫌な臭いを根本的に解決するには業者の利用がおすすめ

    エアコンの嫌な臭い対策や予防は自分でもできることがあります。しかし、掃除をしても臭いが取れない場合や、何年も内部清掃をしていない場合は、プロにお任せするのがおすすめです。家庭ではできないエアコン内部の清掃から強力な防カビ剤の塗布など、プロにしかできない徹底的なエアコンのお手入れができます。

    もちろん間違った方法で故障させてしまったり、家を汚してしまったりする心配もありません。何より手間と時間をかけずに、気持ちよくエアコンを使えるようになります。

    エアコンの臭いでお困りの際は、ぜひプロにお任せください!

    参考:賃貸物件のエアコン掃除は誰の責任?管理会社・大家・入居者の分担と対応ガイド | 株式会社クレド